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HIV/AIDS検査について

治療・検査・サポート

HIV検査ってどうすればいいの?

HOW

ご自身だけではなく、ご家族やパートナーなど大切な人の健康を考える上でも、HIV検査はとても重要です。
HIVに感染しているかどうかは、検査してみないと分かりません。
HIVに感染しているか気になる方は、お気軽にご相談ください。

検査は以下のような場所で受けることができます。

各都道府県のHIV拠点病院

福井県は当院にて検査を受けることができます。
不安な方はまずはお電話やメールでご相談ください。

お近くの保健所

保健所では、匿名・無料で検査ができます。
まずはお近くの保健所にお電話等でお問い合わせください。

初めから検査を受けるのが不安な場合は、事前にHIV相談窓口にご相談ください。

HIV検査の内容

DETAIL

HIV検査は血液検査によって行われます。HIVに感染した際に血液中に産生される抗体と、HIVウイルス自体が産生するタンパク質(抗原)の両方を検出するHIV抗原抗体検査が一般的な検査方法です。
検査の流れとして、最初に①スクリーニング検査を行い、その結果が陽性または判定保留の場合は②確認検査が行われます。確認検査でも陽性の結果が出るとHIVに感染しているということになります。

①スクリーニング検査

日本では、第4世代のHIV検査試薬が広く用いられています。
第4世代試薬では、HIV-1/2抗体とHIV-1p24抗原を同時に測定することができるので、抗体のみを検出する第3世代試薬と比較するとウインドウピリオド(HIV感染が成立してから検査陽性となるまでの期間)が1週間程度短縮されています。
それでも感染初期にはHIV抗原やHIV抗体がまだ十分量に達していないために検出できず、検査陰性(偽陰性)となることもあります。

当院でも第4世代のHIV検査試薬を用いて院内で検査を行っていますので、当日中に結果をお伝えすることが可能です。

②確認検査

HIVに感染していないにもかかわらず、非特異反応により陽性(偽陽性)となる場合があります。
そのためスクリーニング検査で陽性または判定保留となった場合には、本当にHIV感染による陽性であるかを判断するために確認検査が行われます。

確認検査として、HIV-1/2抗体確認検査法と核酸増幅検査法(NAT法)を同時に行うことが推奨されています。
当院では、外注検査会社に委託しているため、結果が出るまでに3~6日程度かかります。

HIV検査を受けるタイミング

TIMELY

HIVに感染すると、通常は約1か月後から血液中でHIV抗体が検出されるようになります。
したがって、感染の可能性のある機会から1か月以上経過していれば、感染している場合にはスクリーニング検査で陽性となる可能性が高いと言われています。

もし結果が陰性であった場合でも、抗体が作られるまでの期間に個人差がありますので、感染していないことを確定する意味で、感染機会のあった時から約3か月以降の再検査が望ましいとされています。

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